国会報告 その78(2002.1.21発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております




国会報告 バックナンバー|HOME

国会報告(02.1.14〜1.19)



■1月14日(月)

今日も日中はたまった事務作業の処理。

18時から県連の三役会議。
19時から県連の幹事会。大田原市長選挙について、千保一夫現市長の推 薦を決定。千保さんが挨拶に見える。



■1月15日(火)

7時45分から恒例のマンデーリポート。

9時30分から定例の事務所内打ち合わせ。

その後、支持者宅訪問。

息子を迎えに戻り、13時43分の新幹線で東京へ。
今も完全母乳育児のため、私が東京に行くときは息子も連れて行っている。
息子を抱いての新幹線での移動もだいぶ慣れてきたが、日々、息子の体重 が重くなるので楽にはならない。

15時半から取材。

16時半から女性政策草案会議。前文、政策とも、ほぼ完成。

19時24分の新幹線で宇都宮へ。



■1月16日(水)

午前中は支持者宅訪問。

13時から告別式。

その後、鬼怒川に移動して、部落解放同盟栃木県連合会荊冠旗開きに出席。

宇都宮に戻り、17時半から労組の旗開き。

その後、「男女共同参画社会の実現を目指す うつのみや市民会議」の市 民塾に参加。テーマは「高校の共学化について」。
18時からの会議だったが到着が19時すぎになってしまったため、前半 の講演(小堀和彦・宇都宮大教育実践総合センター客員教授による)は最 後の方しか聞くことができず、主に後半の意見交換への参加となった。
栃木県は、県立高校の男女別学校数が全国第3位。他県に習って共学化を 進めようとする動きがある一方で、別学を維持しようという運動も活発だ。
本日の会議でも、共学化について賛否両論が活発に交わされた。

私自身は、共学化は当然の流れだとは思う。障害児教育の問題と同じで、 小さな頃から当たり前のように異性や障害を持つ人が身近にいることによ って、自然な共生感覚が身につくと思うからだ。性別や障害の有無などで 教育環境を分けるべきではないと思う。

その一方で、特に女子校に関しては、今まで、ある意味ではアファーマテ ィブ=アクションとして機能してきた側面があったと思う。
もちろん学校 の特性にもよるが、男女共学だとジェンダー意識によって男子生徒と女子 生徒の役割分担が成立してしまうところが、女子校だと生徒会長から力仕 事まですべて女子の仕事となるため、自立心を養いやすいという側面が指 摘されてきた。逆説的なようであるが、男女共同参画という視点から、女 子校の共学化に反対する人も存在しているのが現実である。

私も、男女共学化は当然の流れだとしても、だからこそ、ジェンダー教育 を充実させなければならないと思う。ジェンダーを打破し、異性の生物学 的特性を理解し、お互いの人権を尊重しつつ自然なパートナーとして共生 できるように、DV(ドメスティック=バイオレンス:家庭内暴力)などに ついても早期から教育する必要がある。
民主党の男女共同参画調査会会長として、新たなテーマとして「ジェンダ ー教育」を組み込んだのも、こうした考えによる。表面的な「共学化」で はない、真の「共学」が日本に根づくよう、政策立案につとめていきたい。

会議終了後、会食。



■1月17日(木)

終日、支持者宅訪問。

移動中、衆議院に青少年問題特別委員会が1年ぶりに復活するという連絡 が入る。私も委員として推薦していただいたという。私の当選直後には青 少年問題特別委員会が存在しており、第150臨時国会では新人議員なが ら理事も務めさせていただいたが、第151通常国会から、なくなってし まった(特別委員会は国会ごとにその設置が決められる)。

子どもの問題がいよいよ重要となるこの時期に青少年問題特別委員会をつ ぶすという意識を疑い、ぜひとも復活させるべきだと主張してきたので大 変喜ばしいことだが、これで、常任委員会2つ(厚生労働委員会と法務委 員会。常任委員会は原則的には1つのみ所属)と特別委員会1つ、計3つ の委員会に所属することになったため、さらに忙しくなる。嬉しい悲鳴。

17時半から労組の旗開き。



■1月18日(金)

終日、支持者宅訪問。

17時45分から労組の新年会。

19時から別の新年会に参加。

20時から、さらに別の新年会に参加。



■1月19日(土)
朝、小児科で二人の子どもたちにそれぞれ予防接種(娘はインフルエンザ 2回目、息子は三種混合ワクチン)をしてもらう。

11時9分の新幹線で息子を抱いて東京へ。

ホテルオークラのベビールームに息子を預け、13時から民主党大会。
来賓として連合会長の笹森清氏、経団連参与の内田公三氏、専修大学教授 の正村公宏氏、WIN WIN運営委員の落合良氏を招いて祝辞をいただいた。

鳩山代表の挨拶では、「小泉改革には、社会の中にいかに安全と安心、そ して信頼を取り戻すかについての配慮が全く欠けている。それは、改革の ための改革に終始し、社会を不安定なものにすると同時に、経済の活性化 をいよいよ困難にしている。そして、それが今、戦後最大の危機を招来し ようとしている。これ以上、この政権を続けさせることは日本の未来を危 うくすることにも等しい」と、小泉政権との対峙姿勢が明確にされた。

昨年小泉政権が誕生して以来「定まらない」とされてきた鳩山代表の姿勢 が、これできちんと定まったと言える。問題は、それをいかに具体的に通 常国会の中で描き出すかということだ。

従来型の利権構造の自民党政治か、小泉改革が目指そうとしている米国型 の「構造改革」か。その二つの選択肢しかないとしたら、こんな不幸な国 はない。そうではない第三の選択肢を示すことが民主党が今年絶対に果た さなければならない役割であり、政権交代というものを具体的にイメージ させる唯一の方法であると思う。

特別代議員(次期衆院選の公認候補)の方が「党の幹部の態度についての 説明や言い訳に終始するほど情けないことはない」と訴えておられたが、 本当にその通りだと思う。政党の政策や理念は、言い訳しなければならな いものではなく、誇りを持って広めていくべきものであるはずだ。

16時16分の新幹線で宇都宮へ。
息子を自宅に置いてから鹿沼に移動し、鈴木貢鹿沼市議の後援会新年会に 出席。


国会報告 バックナンバー| HOME