国会報告 その109(2002.9.2発行)

水島広子の活動の様子をお伝えするために、毎週1回(月曜日)発行しております




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国会報告(8/25〜8/31)



■8月25日(日)

今日は、菅直人さんを宇都宮に迎える日。水島事務所単独で「要人」を迎 える記念すべき(心配な)日でもある。前日に急きょ鳩山代表の来宇も決 まったという連絡を受けた。こちらは簗瀬事務所が担当である。

10時から問屋町のフリーマーケット「びっくり市」。菅さんが見えると いうチラシを配り、最後の最後までせっせと宣伝。

11時すぎに菅さんが到着され、簡単な挨拶をした後にマーケット全域を 私とともに歩く。途中で小さな買い物をしたり、いろいろな人に気さくに 声をかけていた。さすが「元祖・市民派」である。「いい男だね」などと 声もかかり、菅さんの人気は上々だった。

12時前にびっくり市を出て、街宣車で遊説しながら支持者の餃子屋さん へ。宇都宮名物の餃子を昼食に食べていただき(とは言っても、段取りの 不備のために菅さんも私も5分間で餃子をかき込むことになったが)、大 急ぎで県庁へ。餃子を待っているときに「今日、この後鳩山さんも宇都宮 に見えるんですよ」と言ったら菅さんは大変驚いていた。

12時40分から県政記者クラブで記者会見。
代表選に向けての菅さんの考えと、ペイオフのことなどについて話をされ た。

13時10分から、二荒山神社前で街頭演説。
佐藤栄県議、山田みやこ県議、塚原毅繁市議も参加してくださった。
私は代表選における自分の姿勢、なぜ菅さんの推薦人になっているか、な どを説明。

大臣経験のある菅さんの話は、非常に説得力があった。
「閣議というのは実際は15分しかなく、単なる書道の練習会。たくさん の文書に署名をするように言われるが、『中身を読まなければ署名できな い』と言うと、『まずは署名をしてから読んでください』と言われる。で も、たくさんの書類に署名をしているだけで15分たってしまい、さあこ れから読もうとすると『これにて閣議は終了』となってしまう。その後の 閣僚懇談会も形式的。実際にはすべて前日の事務次官会議で決まっている。 でも、事務次官会議は満場一致でなければ決まらない。つまり、BSE問 題などで、農水省が自分の責任を認めようとしなかったり利権を守ろうと してしまったら、内閣として何も決めることができない」などという話を され、「自分が総理大臣になったら、厚生分野にしても、子ども、年金、 医療、など、テーマごとに政務官を置き、官僚主導でない政治主導の政権 を実現する」というようにきわめて具体的な話をされた。

集まってくださった皆さまと、菅さんとともに握手して回り、その後、東 武宇都宮駅前に移動。

13時45分から街頭演説。
その後、東京に戻る菅さんを送り出した。

路上でサポーター登録してくださった方も多く、実りのある街頭演説会だ った。

当事務所としては、いろいろと不備はあったが、大過なく「要人」接待を 終えることができてホッとした。今日もボランティアの皆さまの力が大き かった。改めて感謝。

事務所で事務作業をしてから、今度は16時45分からの鳩山代表の演説 会へ。こちらは東武宇都宮駅前で最初の街頭演説をし、その後オリオン通 りを練り歩いて、最後に二荒山神社前で演説、というコース。

実はお盆中に鳩山代表から電話をいただいた。「菅さんの7人衆に入って いますね」という出だしの電話であったが、「あの7項目は、難しいとこ ろもあるけれども、私もおおむね賛成です」という言葉をいただいた。
私からは、「ちまたでは鳩菅はもう古いなどと言われているけれども、私 はそうは思いません。引き続き菅さんと力を合わせて私たちを指導してく ださい」と伝えた。



■8月26日(月)

7時45分から恒例のマンデーリポート。今朝も演説中にサポーター登録 してくださった方がいらっしゃった。大変ありがたい。

9時半から定例の事務所内打ち合わせ。
13時から講演のため、12時から現地で打ち合わせ兼昼食をいただく。
心の問題について、精神科医としての講演。

午後の後半は後援会の方々のお宅を訪問。

18時から、民主党栃木一区総支部の役員人事についての依頼の打ち合わ せ。



■8月27日(火)

10時から講演。「今、子どもたちはなぜキレるのか」というタイトル。

講演終了後、スタッフの方たちと昼食をとってから、13時8分の新幹線 で東京へ。

15時半から、記者懇談会。 私たちが作ってきた男女共同参画政策「多様なライフスタイルを生きる時 代の自立と安心の政策」を女性記者の方たちに説明する会。
民主党側は、政調会長、石毛えい子政調副会長、私(男女共同参画調査会 会長)、山井和則議員(男女共同参画調査会事務局長)が出席。

18時から、代表選の菅選対事務所に行き、情報交換。20時12分の新 幹線で宇都宮へ。



■8月28日(水)

7時57分の新幹線で東京へ。
9時半から、うつ病と自殺、職場のメンタルヘルスについて取材。
10時半からは摂食障害について取材。
12時から、岡田政調会長をはじめとする女性政策草案会議のメンバーで、 講師をしてくださった方への感謝の昼食会。

14時24分の新幹線で宇都宮へ。

15時半に市議会に行き、市議の方たちに党文化セミナーのチケット販売 協力のお礼。会派の中には民主党の党員でない方もいるが、快く一区総支 部のノルマの過半を引き受けてくださった。

その後、事務所で事務作業や代表選に向けての電話かけなど。

18時からお通夜。

その後、民主党一区総支部と連合栃木宇河地協との協力会議。 19時半から懇親会。



■8月29日(木)

10時から聴覚障害者の方たちを対象に講演。「子育て・思春期問題」が テーマだが、手話通訳を介して講演するのは初めての機会。素通りしそう な話を一緒に振り返ったりしながら、大変有意義な時間を持つことができ た。手話も少し覚えた。

今日は代表選のキャンペーンで横路孝弘さんが宇都宮に来られるという連 絡が入ったので、13時半頃に東武宇都宮駅前に行ってみる。小林守衆議 院議員と共に街頭演説に立っていた横路さんの演説に耳を傾けた。
これで、代表選の候補者3名(菅さん、鳩山さん、横路さん)の演説をす べて宇都宮で聞いたことになる。それぞれの個性はあるが、政策論など大 筋のところは基本的に同じことを訴えておられる。当たり前のことであっ て、民主党を共に作った3名が民主党の基本的な考え方を訴えているのだ から、共通点が多くて当然だ。
子どものケンカのように報道されることも多い代表選だが、各候補が民主 党の基本政策を全国各地で訴えることで、少しでも民主党の姿が見えるこ とを期待したい。


事務所でバス旅行用のビデオのナレーション録りをしてから、支持者の方 のお見舞いや、書道展など。

19時からは私の先輩にあたる医師の集まりで講演と懇親。



■8月30日(金)

9時半から個人相談。

終日、後援会員の方々のお宅訪問。

19時半から産婦人科医の方たちの会で講演。 21時から懇親会に参加させていただき、性教育などについて大変勉強に なる話をうかがった。



■8月31日(土)

昼過ぎまで、後援会員の方々を訪問。

14時から、バス旅行の各バス責任者の方たちの打ち合わせ会議。いよい よあと一週間だ。

夕方は、今市市に移動し、故・高橋健次氏の弔問。カンボジアに出ていて 葬儀に参列できなかったため。

日光市に拠点を置くアイスホッケーチーム「日光アイスバックス」(前身 は1年前に廃部となった古河電工)を運営する「日光アイスバックスとち ぎ」の初代社長で、すい臓がんのために亡くなった。一昨年9月に、余命 1年の宣告を受けた高橋氏は、24時間栄養摂取できる点滴装置を体に取 り付ける手術を受け、チーム再建に尽力されていたが、体調悪化のため今 年の3月に、後任の荒井俊典氏に任せていた。

移動の道中、私に手紙をくださった有権者の方に電話。私のまとめた男女 共同参画政策で「配偶者控除を廃止」というのを新聞で見て、「主婦の価 値をどのように考えているのか」という疑問の声を寄せられた方である。 控除は課税世帯にしか恩恵を与えないので低所得層にとってはむしろ児童 手当の方が価値があること、控除から手当に切り替えた試算では、子育て 世帯にとっては配偶者控除を廃止した方が家計にプラスになること、など を説明した。

この領域は、説明すれば必ずご理解いただけるが、中途半端な説明だと完 全に誤解される(だから選挙の時に訴える人は少ない)。これからも説明 活動につとめていかなければいつまでも前進していかないと改めて感じる。

19時からは佐藤栄県議の地区後援会の方たちの会議に参加させていただ く。


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