国会報告 その8(2000.9.4発行)

水島広子の国会内外での活動をお伝えするために、週1回程度、発行の予定です。



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国会報告(8/26〜9/1)


■8月26日(土)

10時から、第9回栃木お米フェアに出席。私はお米好きで、朝食も麦ご飯。栃木に引っ越して嬉しかったことの一つが、お米がおいしいことなので、喜んで挨拶させていただく。

11時半からミニ集会。県内の養護学校での改善すべき点などについての意見をうかがう。以前から私も思っていたことなのだが、母親に多くを依存している(チューブ栄養の子どもに食事をさせるのは母親の役割、など)今の態勢では、きょうだいの学校行事などがあると母親が養護学校に同伴できないため、休まざるを得なくなる。また、母親は当然仕事ができない。そして、母子家庭だったら・・・? 全ての子どもには学校に行く権利がある。家庭の事情に関わらず、子どもたちに教育を受けさせることができるよう、社会的な支援が必要だと思う。養護学校のソフト面の改善は、このような観点から行うべきだと思う。

14時半から、第1回「女性のための政治スクール」。「女性と子どものための政治とは」というテーマ。県外からの参加者も多く、色々な意見が出された。

女性や子ども政策というのは何も特別なものではなく、結局のところは生活のための政策なのだろう。女性と子どもにとって暮らしやすい社会は、男性にとっても暮らしやすい社会だと思う。選挙のために突如として「女性にとっても暮らしやすい社会を」「子どもの教育を」などと訴えるのではなく、政策全体を、生活者の視点に合わせることが大切だと思う。
第2回は9月24日に「少子化について」というテーマで行う予定です。お気軽にご参加ください。

政治スクール終了後、大急ぎで移動して、16時半頃、連合会長の鷲尾さんの講演会場に。連合栃木結成10周年を記念して宇都宮に来てくださったのだ。講演の最後の部分しか聞けなかったが、相変わらず迫力のある話しぶりだ。

その後、事務所に戻ってボランティアの方たちと話をしたりする。

19時半から盆踊り。
その後、県外から政治スクールに来てくださったボランティアの方たちと会食。


■8月27日(日)

午前中は自宅で原稿書きや法案づくりのための資料読みなど。

昼過ぎに2カ所で街頭演説。

14時半から会合に出席。

その後、「水島広子ネットワーク通信」の発送のためのラベル貼りをボランティアの皆さんと共に夜まで行う。事務所で打ち合わせをして帰宅。


■8月28日(月)

10時50分から労組の大会。

昼食後、パーティー券を売るために数カ所訪問。私自身は政治資金パーティーをしないと宣言しているのに、党県連の借金のためにパーティー券を売り歩いている。ご協力くださっている皆さま、本当にありがとうございます。ノルマはまだまだ遠い。

県連事務所で「水島広子ネットワーク通信」発送のために封筒詰め作業をしてくださっているボランティアの皆さまのところに顔を出す。

事務所で2件来客。

21時半からミニ集会。



■8月29日(火)

9時27分の新幹線で東京へ。

11時から臓器移植法案見直しの経過と現状について、厚生省の人から報告を受ける。3年前に施行された臓器移植法であるが、3年後に見直しをするという規定になっており、その期日が今年の10月に迫っている。 マスコミでも全くとりあげられていないようだがどうなっているのだという質問をいただいたため、厚生省から事情を聞くことにしたのだ。
現在の臓器移植法の最大の問題点は、15歳未満の子どもが脳死移植の臓器提供者になれないということ。その点について改正するように要望が出されているが、あまり活発な議論になっていないのは、

  1. 移植推進派の議員(自民党に多い)たちが、「まだ国民のコンセンサスが得られていないので今回の見直しは難しい」と慎重姿勢であること。
  2. 脳死は人の死か否かという議論に皆が疲れ果てていること。
  3. 議員立法で始まったことなので、厚生省がイニシアチブをとろうとしていないこと。

というような背景によるらしい。法律というのは、ゼロから作るときには脚光を浴びるが、見直しという地味な作業は誰もやりたがらないのだろうか。
臓器移植に関する私の個人的な見解は、移植医療を臨床試験としてきちんと位置づけるべきというものだ。日本における移植医療の有効性も把握できずにバラ色の医療であるかのように移植を語ることはできないと思う。
新しい薬を使う場合にも、きちんと臨床試験をしてその有効性を判定していく。臨床試験の場合には、データもきちんと取るし、何と言っても透明性が問われる。そして、臨床試験を実施する施設も限って責任を持って行われる。臨床試験への参加も、非常に細かい説明項目(その医療の効果と危険性、他にはどのような手段があるか、など)に基づいて同意を求める。私たちが現在恩恵を受けている多くの薬は、過去に臨床試験に参加してくださった方たちのおかげで利用できている。
臓器移植についても、日本全体でデータを集めていくという態度で、限られた施設で、透明性を保ってデータを集めながら何年か行い、その結果をきちんと検証すべきだと思う。そして、もしも有効性に問題があるのであれば、移植医療そのものを見直さ
なければならないと思う。

脳死は人の死か否かということではなく、脳死移植の臨床試験に参加するか否かということなのだと思う。脳死状態に陥る人は極めて少なく、その脳死状態も一般には極めて短時間だ。多くの人にとって、脳死が人の死かどうかということはあまり関係のない話であるのが現実だ。移植のために、死の定義まで議論してしまうと何のための議論なのかわからなくなってしまう。移植という特別な医療の中でのみ脳死を考えていくべきではないかというのが私見だ。
救命に全力を尽くしたということをきちんと示せなければならないのは当然のことで、同意のない移植などは許されない。こうした原則を法律によっていかに表現できるかが一つの鍵だと思う。
臓器移植法の見直しの際には、冷静で活発な議論が行われることを望む。

13時から慶応大学の塾生新聞の取材。大学1〜2年の若い後輩たちが取材に来てくれた。なぜ選挙に出たのか、私が掲げている政策の根拠は何か、など。私が大学1〜2年の頃よりもずっとしっかりしているので感心する。

14時から、雑誌「ロゼッタストーン」の取材。コミュニケーションをテーマにしている雑誌だということで、コミュニケーションについての持論を話す。

16時から、週刊朝日のコーナーで、林真理子さんと対談。どんな対談になるかなと思っていたが、いろいろと率直に話せた。
余談だが、今週号のアエラの表紙は私の写真だし、林真理子さんとの対談まで入るし、一度何かで注目されるとここまで様々な依頼が舞い込むというのには正直に言って驚いた。ほとんど断らずに応じているので、「チャラチャラして」などとまたお叱りを受けそうだが、新聞の政治面に載るのと、週刊朝日の対談に載るのとでは、読者層が違う。一人でも多くの人に政治への関心を持ってもらいたいというのが私の活動目的なので、政治について語れる場であればできる限り参加したいと思っている。

18時近くの新幹線で宇都宮に戻り、事務所で来客一件。


■8月30日(水)

事務所がどうにも散らかっているので、朝はその対策を立てる(大した成果は出ず)。

昼前から夕方まで支持者宅を訪問。途中で個人相談を一件受ける。

小山に移動して、18時から労組で「母として、働く女性として」というタイトルで90分の講演。

21時過ぎに事務所に戻って来客一件。


■8月31日(木)

11時に下野新聞社の方が来訪。先週の知事選をめぐる記事の中で、「水島氏、渡辺氏不支持」という大きな見出しがあったが、私の立場は「現在のところ中立」であって「不支持」とは違う、という訂正依頼を先週のうちに出してあった。
また、「誰に投票するかはほぼ決めた」という発言もした覚えがない。そもそも、まだそんなことが決められるわけがない。この点についても訂正依頼を出しておいた。
「書かれたらおしまいだから、訂正依頼なんて出しても無駄だ」という声もあったが、私は、気になったことは諦めずに何でも言っておくことにしている。
下野新聞社では、訂正は出来ないが、私の真意を問うためのインタビューを組んでくださるとのことだった。

13時から、支持者宅の訪問。その後、病院を訪問して、小児医療の現状と方向性について意見をうかがう。

17時半から個人相談。


■9月1日(金)

一軒訪問した後、事務所へ。事務所内を仕切る「ついたて」が必要なのだが、経済的余裕がないため、アコーディオンドアと段ボールを活用して臨時ついたてを作る。

10時半から雑誌の取材。私自身の出馬動機や選挙経過、国会議員になってからのことなどの他、民主党のこれからについても聞かれる。私の「非武装中立」発言が話題に出たため、国際的協調による軍縮、というビジョンを説明する。

急いで昼食を取り、前日に続いて小児医療の事情聴取に別の病院へ。栃木県にはどのような形態の子ども総合医療施設が良いのか、そして、全国的にはどのような政策をとるのが良いのか、一生懸命考えているところだ。今後、民主党内に「子どもの医療を考えるワーキングチーム」を作りたいと思って準備している。

議員と面談2件。

18時から事務所で来客2件。
ボランティアの方たちと少々雑談して帰宅。



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